プログラム言語を理解する

プログラムといえば、今や学校でも教えられていたり小学生も取り組む時代です。
プログラムはアイデアが形になったり、難しいことを簡単にできるなど、可能性が広がるツールといったイメージがあります。

システムエンジニアのように、職業としてプログラム言語を扱う人を目指すなら、必要となるものの理解を深めることがポイントになります。

プログラム言語の理解

詰め込み勉強はNo

言語によって設計や思想が異なり、全てを把握するのは大変ですが、しかし1つ1つ理解していく姿勢は大事です。そして頭に詰め込むのではなく、サンプルを参考にしてコーディングするなどで、応用に繋がる理解を深めることをおすすめします。

1つのプログラム言語を着実に

プログラム言語はマイナーなものも含めるととにかく種類が多く、HTMLやスクリプト言語と低級言語では、理解の難しさに雲泥の差があります。ただ、プログラム言語に共通する基本が分かると、1つの言語で理解した部分が他の言語にも当てはめて考えられるようになるので、理解のスピードがアップします。システムエンジニアを目指す人や現役でこれからという人は、とりあえず1つの言語に的を絞って集中的に学習してみるのが良いでしょう。

確かに、理解が深まり分かる部分が増えると、他の言語にも興味を持ったり手を出したくなるものです。ところがつまみ食いのようにあれこれ手を出してしまうと、結局のところどれも身につかないということになり得ます。その為、ある程度は他の言語に関する情報はシャットアウトして、とにかく1つの言語に取り組むことが重要です。

勉強

学習には試行錯誤がつきものですし、環境が効率を大きく左右しますから、教材だったり開発環境の準備が肝心です。教材は市販の書籍を片手に独学も可能ですが、プログラミングスクールで体系的に現役のシステムエンジニアから学ぶのもありです。

現役のエンジニアは最新の現場を理解していますし、常に新しい情報にアンテナを張っていますから、メンターとして理想的です。これは何もエンジニアの就職や転職を目指す人でなくても、学習のサポートやアドバイスを受けるのに最適な相手となるでしょう。

本格的なプログラミングスクールは、受講料もそれなりにしますが、得られるものは大きくて基礎からしっかりスキルが身につきます。独学にしてもプログラミングスクールを受講するにしても、初歩から1つ1つ段階的に知識や技術、応用力を身につけていくことが必要です。プログラム言語の理解に欠かすことができないのは、言語の仕様や構文の構造、変数の型の扱いやメモリの管理などです。

言語仕様の把握

言語仕様は、システムエンジニアのように仕事でコーディングをする人は特に、曖昧な形ではなくちゃんと頭に入れておきたいところです。構文も理解しておかないと発生したエラーの意味が分からなかったり、エラーを解消する方法が思いつかないことになります。

変数はどのプログラム言語にも存在する仕組みですが、これも言語によって設計や扱い方、注意点などが異なるので、公式のマニュアルに目を通して理解を深めましょう。公式マニュアルは製品の取扱説明書のように、内容が正確で訂正などの更新もいち早く行われることから、いつでもアクセスできるようにしておきたいものです。

現代的な言語は、メモリ管理の大部分が自動化されていますが、それでもプログラムのパフォーマンスを引き出したり容量の節約には意識的な管理が求められます。

CやC++言語の時代はメモリの扱いがシビアで、しっかりと管理しないと設計通りにプログラムが動きませんでしたが、比較的新しい言語は分かりやすく指摘やアドバイスしてくれます。とはいえ、システムエンジニアともなるとエラーの原因の修正を繰り返して試行錯誤するやり方は、やはり効率的とはいえず仕事には適さないです。

なるべく最短で問題なく動くプログラムを作り上げる為にも、メモリを含むエラーを発生させないコーディング、プログラムの方法を理解することが大切です。公式マニュアル通りの学習も大事ですが、バグを発生させない命名規則やコーディング手法、コメントの書き方なども一緒に覚えたいところです。

抽象的過ぎたり一貫性のない名前の付け方は混乱を招きますし、後で見直す時に直感的に把握できず、思い出すのに時間が掛かってしまいます。

まとめ

コーディング手法もプログラム言語同様に様々なものがありますが、可読性を高めたりバグが入り込む余地のない手法を使ってコーディングすると、後々機能の追加や改善がやりやすくなります。コードの流用もしやすくなりますから、言語仕様の理解と同じくらいにコーディング手法の理解を深めることも肝心だといえるでしょう。

最初は単機能の簡単なプログラムの作成から始めても良いですが、実現できる機能の種類が増えたら、次は組み合わせて応用です。このように、新しい機能や組み合わせのやり方を段階的に理解していくと、より複雑なプログラムを作ることができるようになります。

システムエンジニアの仕事は、クライアントの要望を汲み取りプログラマーがコーディングしやすく設計することなので、エンジニアを目指すなら設計とコーディングの理解が不可欠です。

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